若狭町立上中中学校とは?

若狭町(わかさちょう)は、福井県にある町。

若狭町
若狭町(わかさちょう)は、福井県にある町。2005年3月31日に、三方郡三方町と遠敷郡上中町が合併して誕生した。合併時に三方上中郡を新設し、同郡に属する唯一の自治体である。遠敷郡は中郡ともよばれ若狭の中心的地域であった。上中が中郡の上流地域であり下中が現小浜市である。東西を国道27号が貫く。三方から世久見回りで小浜市へ国道162号が抜け、三宅から高島市へ国道303号が抜ける。鉄道はJR小浜線が東西を走る。町内の駅は気山駅、三方駅、藤井駅、十村駅、大鳥羽駅、若狭有田駅、上中駅である。
福井県若狭町立上中中学校データ
若狭町は、05年3月に上中町と美方町が合併してできた福井県若狭地方の中央に位置する人口約1万8千人の町。若狭街道の宿場町として栄え、今でも当時の街並みが残る。上中中学校は、「確かな学力を持ち、生きる力をそなえた生徒の育成」を研究主題とし、学習指導の充実に力を注いでいる。
広がる学力差個の習熟度に応じた指導が必要に
2002年春、研究主任の桧鼻幹雄先生は4年間の小学校勤務を経て、以前勤務していた上中中学校へと戻ってきた。久し振りに中学生を教えてみて感じたのは、低学力層の生徒の増加だったという。「学力の低い生徒は、基本的な生活習慣が身についてないために、学習に集中できないというケースがほとんどです。学習面、生活面での指導を要する生徒は、以前はクラスのなかでも2、3人程度だったのですが、それが倍増しているという感触と危機感を持ちました」(桧鼻先生)上中中学校では、入学時に1年生を対象に、小学校段階での履修内容の理解度を把握するためのテストを実施している。算数の基本的な計算ができなかったり、漢字がほとんど読めなかったりする生徒も少なからずいるという。この結果を小学校勤務の経験がある桧鼻先生は、「小学校の指導力の問題というよりも、子どもの変化が大きい」と話す。「小学校では、3、4年生になっても授業を聞けず5分と席に座っていられない子どもがクラスに何人かいます。彼らも高学年になれば落ち着いてくるのですが、それでも学習の遅れは簡単には取り戻せません。こうした子どもたちが今、学習習慣を身につけられないまま中学校に入学してきています。しかも学校の対応が難しいのは、一方で従来通り高い学習意欲を持った生徒も進学してくること。つまり一つの教室のなかで、自主的に学習に向かえる生徒と、そうでない生徒の格差が広がってきています。中学校は、生徒の多様な習熟の状態に対応した学習指導が求められるようになっているのです」ちょうど桧鼻先生が上中中学校に復帰した02年度、上中中学校では04年度までの3年間、文部科学省の学力向上フロンティア事業の指定校になることが決まっていた。桧鼻先生はその研究主任に任命された。「学力向上フロンティア事業を契機として、どんな生徒でも前向きに学習へと取り組むための学校づくりができれば......」そんな思いから、上中中学校の学力向上の取り組みがスタートした。